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執筆者の写真Hazuki Kamijo

ベルナルド・ザノッタ来日記念上映会

企画立案で参加しました。


ブラジルに生まれ、アムステルダムとパリを拠点に活動する映像作家・ビジュアルアーティスト、ベルナルド・ザノッタ。1996年生まれの新進気鋭の映像作家の短編2本と盟友ヤン・ゴンザレス監督の新作短編を上映。ザノッタ監督を迎えてトークとティーチ・インを実施します。


2022年9月24日(土) 会場:アテネ・フランセ文化センター


■上映スケジュール

※チケットは1回目上映開始の20分前から、当日上映分を販売します。


9月24日(土)

15:00『ハート・オブ・ハンガー』『Together Together』『白カツオ鳥』(計71分)

 +トーク:ベルナルド・ザノッタ


17:00『ハート・オブ・ハンガー』『Together Together』『白カツオ鳥』(計71分)

 +ティーチ・イン:ベルナルド・ザノッタ


■先着順/各回入替制

■上映内容はどちらの回も同じです。


■料金

一般=1500円

学生/シニア=1200円

アテネ・フランセ文化センター会員=1000円


主催:アテネ・フランセ文化センター、映画美学校

企画:上條葉月


▼アテネフランセ文化センターHP


■上映作品 ハート・オブ・ハンガー

Heart of Hunger 2018年/29分/デジタル/日本語字幕 監督:ベルナルド・ザノッタ

船に乗り、歌い、破滅的なプレイに興じ、生と死の恐怖、人生について語る友人同士の2人。観客の前に身体はさらけ出され、同時に隠される。断片的な映像と語りによって、カメラの前に映し出される身体の生々しさと同時に、他者の眼差しでは決して捉えることのできない個人の孤独を浮かび上がらせる。



Together Together

Insieme Insieme

2022年/37分/デジタル/日本語字幕 監督:ベルナルド・ザノッタ

イタリア湖水地方での休暇中、謎の女に声をかけられた観光客は3人組に捕らえられる。ピエール・ショデルロ・ド・ラクロの『危険な関係』から始まり、ギャング映画のクリシェ、サドマゾヒズム、クィア文化…さまざまな要素をユーモラスに盛り込み、

退廃的でありながらも色鮮やかな映像で謎のトリオの旅を描く。

白カツオ鳥

Fou De Bassan 2021年/5分/デジタル 監督:ヤン・ゴンザレス エレクトロダブデュオJita SensationのMVから短編映画に発展したプロジェクト。怪しいネオンの下を彷徨う女たち。美やエロスの詩的な崇高さ、80年代ポルノから現代的なクィア映画までさまざまなジャンルのコードを融合させる、作家のセンスが凝縮された短編。2021年ロカルノ国際映画祭出品。


■監督情報

ベルナルド・ザノッタ Bernardo Zanotta 1996年、ブラジル生まれ。アムステルダムとパリを拠点に活動する映像作家・ビジュアルアーティスト。ヘリット・リートフェルト・アカデミーを卒業している。歴史とフィクションの物語を融合させ、ジャンルや慣習を覆した作品を作り出す。これまでの作品は、FIDマルセイユ国際映画祭、ロッテルダム映画祭、クィア・リスボン映画祭、ロカルノ映画祭など国際的に上映されており、『ハート・オブ・ハンガー』(2018)がロカルノのコンペ部門でSilver Pardino賞を受賞。現在、他の短編・中編プロジェクトと並行して、Near/by film(オランダ)とVenin(フランス)と共同で初の長編映画プロジェクトが進行中。


ヤン・ゴンザレス Yann Gonzalez 2006年より短編映画の監督をはじめ、2013年『真夜中過ぎの出会い』で長篇監督デビュー。2017年『アイランズ』でカンヌ国際映画祭クィア・パルム賞受賞。2018年の長篇2作目『ナイフ・プラス・ハート』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された。2022年、ザノッタ監督の「Together Together」のプロデューサーを務めている。今回の特集では、ザノッタ、ゴンザレス両監督のセレクトにより、監督作品「白カツオ鳥」を併映する。

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